ニラの芽がたくさん伸びてきました。
スーパーの売り場でも滅多に見ることのできない食材です。
毎年楽しみにしている、「生産者の特権」です。
いつもは「おひたし」にして食べているのですが、今回は完熟ゴーヤも収穫できましたので、合わせて「ゴーヤチャンプルー」にしてみようと思います。
用意するもの
- ニラの芽(つぼみ)・・・20本くらい
- ゴーヤ・・・完熟4個・完熟前4個
- 玉ねぎ・・・半分
- 塩・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ2
- だしの素(顆粒)・・・一振り分
- オイスターソース・・・一回し分
- 砂糖・・・小さじ2
- 卵・・・2個
ニラの芽とゴーヤの収穫
ニラの芽は下から上の方にかけてつまんでいくと、ポキッと折れる部分がありますので、そこで折ります。
折れそうもないところで無理に折ろうとすると、折れずに根っこごと抜けてしまいますので注意が必要です。
1本1本ポキポキと根気のいる作業です。
メインのゴーヤも完熟して黄色くなっています。
とても柔らかくなっていて、完熟前のゴーヤのように強く握ってしまうと、グニュッと潰れてしまいますので、軽く握って切り取ります。
あと数日もすれば実が割れて、中の種がポロポロと落ちてきますので、今が収穫のタイミングです。
完熟したゴーヤは決して腐ってしまっているのではなく、腐る直前の状態です。
調理すると完熟前のものよりも味がまろやかで、食感も柔らかく味わえます。
同じゴーヤでも違う種類の食材のようです。
ニラの芽ひと束、完熟ゴーヤ4つ、完熟前のゴーヤ4つ収穫しました。
ちなみにウチのゴーヤは、もう何年も前から毎年作っていますが、どうしても収穫前に完熟しきってしまって、そのまま地面に落ちた種が、次の年に芽を出してきます。
それを定位置に植え替えて育てているのを繰り返していますが、数年に一度、新たに苗を買って育てたりしているので、複数の品種が混ざって生えてきます。
上の写真のように細長かったり、丸っこかったりしているのはそのためです。
下処理の方法
まずは下処理です。
ニラの芽はよく洗って、5センチくらいに切ります。
ひと束でもこのように切るとかなりのボリュームになります。
さすがに全部は多すぎるので、1/3を使用しました。
残りはおひたしにします。
おひたしの作り方はこちら
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ゴーヤは縦半分に切って、種をスプーンで取ります。
ワタ(種のまわりの白い部分)は完全に取らなくても大丈夫です。
残っていても、ワタもそれなりに美味しいので、あまり気にしなくていいと思います。
ゴーヤを半月状に切って、ボールに入れて塩もみします。
小さじ1くらいの塩をかけて、手で潰さない程度の力で、ムニュムニュともみます。
これだけでもゴーヤの塩もみになりますが、さすがに苦味が強いので、一つつまんで食べるぐらいにしておいた方が良さそうです。
よくもんだら、水洗いしておきます。
玉ねぎも5ミリくらいに切っておきます。
これで準備は完了です。
ゴーヤチャンプルーの作り方
いよいよ調理開始です。
まずはごま油を敷いて、玉ねぎをフライパンで炒めます。
しんなりしてきたら、下処理したゴーヤとニラの芽を入れて、更に炒めます。
適度にゴーヤの炒め具合を味見しながら、お好みの丁度いい食感になるまで炒めます。
程よいところで、だしの素一振り、オイスターソース一回し、砂糖小さじ2を加えて、軽く混ぜ合わせます。
ここで火を止めます。
次にゴーヤチャンプルーに必須の炒り卵を作ります。
別のフライパンで卵2個分の、少しゆるめに作った炒り卵を、先程炒めていた中に入れて軽く絡めます。
火はつけず、予熱のままでOK。
これで完成です。
ニラの芽と完熟ゴーヤのゴーヤチャンプルーを実食
ニラの芽がニラ特有の風味を出していて、卵とうまく合って、「ニラたま」のような味わいが感じられました。
ゴーヤは完熟前と完熟後の違いが、味・食感に出ています。
完熟前のはキュッキュッとしていて苦味とすっぱみ、完熟後のはトロトロとしていて苦味もありながら砂糖が染み込んだのか甘みも感じられました。
結構なボリュームになってしまいましたが、ビールのつまみ、ご飯のおかずに十分なり得るものができました。
夏の終りに味わえるニラの芽と完熟ゴーヤ。
これこそ旬の味です。
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