今年はゴーヤが不作でした。
長梅雨の影響で、つるの伸びが遅く、長く伸びた頃にはもう秋の気配。
結局、10個も実が成りませんでした。
その数少ない貴重なゴーヤの実、うっかり収穫するタイミングを見過ごしてしまい、黄色くなってしまいました。
例年ならもうあきらめて、種採り用にしておくのですが、今回はもったいなくて食べてみることにしました。
完熟ゴーヤの食べ方は?
さて早速調理開始です。
まず半分に切ります。
というか、握っただけなのにフカフカでパリッと半分に折れてしまいました。
そしてスプーンで食べます。
以上。
調理でも何でもないのですが、ほぼそのまま食べるって感じです。
完熟なので、そのまま食べることができるのです。
つやつやの種をすくって、口に入れると、トローンとした甘みが口の中に広がります。
もちろん種を食べることはしないのですが、種を覆っている甘い膜をしゃぶって、味がなくなったら口から出して捨てます。(来年植える種として保存しておきます)
種を全部しゃぶりつくしたら、実の内側をスプーンで薄く削るようにして食べます。
もしくは裏側にむき出して、そのままガブリ!
種も内皮もどことなくメロンのような味がしました。
外側の皮は苦いのですが内側の皮は、種と同じように甘いのです。
熟れた状態は腐った状態と違うの?
黄色くなったゴーヤの実、一見腐ってしまったのかと思えますが、実はこの黄色くなった状態が「完熟」なのです。
普段は緑色の固い状態で収穫するのですが、とても生では苦くて食べられません。
でも黄色く完熟すれば、やわらかく、生でもこのように食べることができます。
問題はこの状態を超えてしまって、ブヨブヨになってしまったり、茶色くなってきたりすると、変な臭いが出始めて、カビが生えたりして、食べることができなくなります。
そこまで放置されると「腐った」と言える状態になります。
デザート用に収穫するには、ギリギリの状態をよく見極めて収穫するのがおすすめです。
ただ、ゴーヤには消化を促進する成分が含まれている反面、食べ過ぎると体に毒となり、おなかを壊すこともありますので、程々にしておきましょう。
1~2本程度が良さそうです。
今回たまたま収穫期を逃してしまったゴーヤですが、たくさん食べられるものでもなく、おかずになるものでもないのですが、家庭菜園から初めてデザートができたということで、取り上げてみました。
こんなことができるのも、やはり家庭菜園ならではの楽しみです。