新潟県上越市の直江津港第3東防波堤に海釣りに行ってきました。
春のノッコミ時期(産卵期)に防波堤から真鯛が釣れると評判の場所です。
ノッコミが終わりかけの6月上旬、真鯛の姿を期待しながら、遠投カゴ釣りの仕掛けで投げ続けました。
本日の釣果
ポイントを変えてみたり、エサの付け方を変えてみたり、ハリスの長さを3mから長くしたり、短くしたり、カゴを変えてみたり、周りの人に聞いてみたりと、試行錯誤しながら釣り続けましたが、残念ながら狙っていた真鯛を釣ることができませんでした。
代わりに、アジ4匹、メジナ2匹、イナダ1匹が釣れました。
不思議なもので、真鯛狙いで釣りに行くと、他に釣れた魚がどんなに良い型でも、「うーん、真鯛じゃなかったかぁ~」と残念に思ってしまうほど感覚が麻痺してしまうことがよくあります。
アジは35cm超え、イナダは40cm、メジナは30cm弱と、そこそこ良い型が多く、釣りを終えて帰る頃になってやっと、今回の釣果に満足感が出てきました。
せっかく良い型が釣れたので、お刺し身にしてみようと思います。
釣った魚を持ち帰って美味しく食べるには、鮮度を維持するための処理が欠かせません。
鮮度を保つ処理方法は色々ありますが、私がいつも行っている方法をご紹介します。
釣った魚の鮮度を保つ方法
釣る前の準備
- クーラーボックスに半分ほど海水を入れ、氷を入れて(袋のまま)冷やしておく
※クーラーボックスは15リットルを使用しています
※氷はコンビニの袋入ロックアイス1kgを2袋(暑い日は3袋)
釣れた後の処理
- 小魚(20cm以下くらい)は冷えたクーラーボックスにそのまま入れて活き締めをする。
- 大きな魚はエラと尾びれの付け根をハサミで切って、バッカン(バケツなど)に入れて数分間血抜きをしてから、クーラーボックスに入れる。
持ち帰り方
- クーラーボックスの海水を捨てて、一番底に魚を置く
- 魚の上にビニールを被せる
- ビニールの上に海水で濡らした新聞紙を乗せる
- 新聞紙の上に袋に入ったままの氷を乗せる
注意すること
- あまり大量の氷を乗せると、魚がつぶれてしまうので、程よい量を乗せる
- 魚に真水を一切触れさせないようにする。触れると身が水っぽくなってしまうので、氷は袋入のまま
- 氷を一番上に置くことで、冷気が下に下がり、そこそこの氷の量でも冷蔵できる
※いつもは袋入りのロックアイス1kgを2袋乗せてます。
※内臓は家で処理しています。(できるだけ早めに処理)
これらの鮮度維持の方法は、春から初夏、秋の場合ですので、夏の暑い時期は氷の量を増やすなど、注意が必要です。
魚の下ごしらえ(刺し身の場合)
- よく洗う
- ウロコを落とす
- 頭を落とす
- 内蔵を取り出す
- よく洗う
- キッチンペーパーで水気を取る
※この時点でまな板や包丁、調理台をきれいに洗って拭いておく
※この後は魚に水を付けない(魚に水が触れると身が水っぽくなってしまうため)
- 3枚におろす
- 腹骨をすき取る
- 皮を引く
- 刺し身にする(切り分ける)
刺し身にするにあたって、注意しなければならないのは、寄生虫です。
多くの魚介類に寄生する寄生虫「アニサキス」がいる可能性があります。
その大きさは長さ2~3cm、太さ1mm弱くらいの白っぽい糸くずのような形です。(丸まっていることもあります)
刺し身にする際、できるだけ薄め(5mmくらいにしてます)に切って、透けて見えることもあるので、1枚1枚よく確認しながら切っています。
私は幸いにも今まで、アニサキスによる症状が出たことは一度もありませんが、この方法が100%とも言い切れませんので、少しでも不安な場合はお刺し身は諦めて、焼き物にした方が良いと思います。
それぞれのお刺し身料理
イナダの刺身
そのまま切り分けて食べます。
プリプリとした食感がたまらない。
メジナの洗い
夏のメジナは磯臭いと言われているので、「洗い」にしてみました。
さっと氷水に入れて、じゃぶじゃぶ洗います。
白っぽくなったら出して、キッチンペーパーで水気を取ります。
ちょっと身が締まった感じで、コリコリとまではいきませんが、弾力のある食感です。
臭みは全くありませんでした。
アジのなめろう
包丁で叩いて細かくします。
みじん切りにしたネギ、生姜と味噌を乗せて、さらに叩いてよく混ぜて出来上がり。
アジの旨さが引き立っています。
余った身は七輪で焼き物にしました。
釣魚料理の出来上がり
自分で釣った魚の料理が出来上がりました。
今回真鯛は釣れませんでしたが、お刺し身サイズのアジ、イナダ、メジナをたっぷり堪能することが出来ました。
少し前まで泳いでいた新鮮な魚です。
海の恵みに感謝です!
◆愛用のクーラーボックスです。フタに投入口が付いているタイプです。
釣れる度にフタを開けずに、小さな魚をそのまま投入口から入れられるので、クーラーボックス内の冷却温度を保つことが出来ます。