家庭菜園の野菜がとても賑やかです。
いつもはちょいと摘んでおひたしにしたりするのがほとんどですが、今回は気合を入れて天ぷらにしてみました。
さてどれにしようかと、我が家の畑を物色です。
ゴーヤと四角豆の収穫
まずはゴーヤと四角豆。
今年は梅雨が長かったせいか、生育旺盛になる時期が遅く、やっと暑くなったと思ったら、つるが伸びきらないうちに夏が終わってしまったので、ゴーヤと四角豆のグリーンカーテンはスカスカ状態です。
特にゴーヤは8月半ばになってからつるが伸び始めたので、まともに伸びた苗は4本だけでした。
食べられそうな大きさに実ったのはたったの6個だけです。
まだ小さな身が数個付いていますが、もう今年はこれ以上大きくならないと思います。
元々ウチのゴーヤは前年収穫しきれなくて、そのまま熟れて種が土に落ちたものが、自然と生えてきます。
それを植え替えてグリーンカーテンにするパターンを、もう何年も続けているのですが、もしかしたらそのやり方自体、今年あたりが限界なのかもしれません。
とりあえず収穫分がこれです。
オクラと大葉の収穫
他を見渡してみると、
オクラが結構大きくなってきています。大きいのは15cmほど。あまり大きくなり過ぎると固くなってしまうので収穫です。
大葉(青紫蘇)は、花が咲いているものや、既に花が散って種ができる前の状態のものがたくさんできていたので、その部分を中心に収穫しました。
収穫分です。
大葉は花実付きです。葉っぱも一緒に採りました。
ししとうと茗荷の収穫
そのほか、ししとうと茗荷です。
ししとうはまだまだ旺盛で、これからもしばらく実を付け続けそうです。
茗荷は花が出ていてそろそろ終わりのようです。
少しづつ採っていますが、結構種類が採れたので、ボリュームたっぷりになりました。ニラの花が3本出ていたので、それも合わせて7種類の野菜をこれから天ぷらにします。
失敗しない天ぷらの作り方
市販の天ぷら粉をボールに入れて、氷を2個落とし、炭酸水を少しづつ入れて溶いていきます。
以前は水を使っていて、ベチャベチャになって失敗が多かったのですが、炭酸水を使うようになってから、下手でもカラッと揚がるようになりました。
あまりかき混ぜすぎると、衣が固くなってしまうので、炭酸水と天ぷら粉の混ざり具合を見ながら、ゆっくりと菜ばしで撫でるように溶いていきます。
衣が固くもなく、緩くもなくのちょうどいい感じにできたら、具材を絡めて揚げはじめます。
天ぷら油の温度は、低温(150~160℃)で揚げました。
どうしても天ぷら鍋一杯に入れてしまうので、温度が下がったりして完璧な揚げ方はできないのですが、炭酸水のおかげて、形にはなりそうです。
揚げているときの写真を撮るのを忘れてしまうほど、黙々と揚げ続け、何とか1時間近くかけて全種類揚げ終わりました。
「今日は天ぷら食べ放題だ!」と思っていたのですが、ちょこちょこ揚がり具合を、試食しながらだったので、すべて揚げ終わった時はそんなにお腹が空いていなかったのが残念です。
天ぷら三昧
さて、実食です。
このボリューム感、全て食材は家庭菜園からのもの。
まさに天ぷら三昧。
それだけで感慨深いものです。
どれも、おいしく食べられたのですが、特にししとうが上手くできたようで、歯応えよし、ほんのり辛みがあるのもよし、満足のいく仕上がりでした。
それと大葉の花実、茎に芯があるのかと思ったら結構柔らかく、パリパリとした衣の食感と花実のプチプチ感、軽くかみ切れる茎、大葉の風味たっぷりで、意外な美味しさでした。
四角豆は何と言ってもサクサクとした歯ごたえ。
ゴーヤは特有の軽い苦み。
オクラは揚げているのに脂っこくないさっぱりした味。
茗荷は全体が茗荷風味満載。
ニラの花は揚げすぎて失敗。
手間はかかりましたが、美味しくいただけました。
家庭菜園の醍醐味
それぞれ少しづつ収穫したつもりでしたが、これだけのボリュームが出てしまいました。
多すぎてとても食べきれません。
何日か天ぷらが続きそうです。
旬の野菜を食べたいときに好きなだけ採って、その日のうちに食べられるのが、家庭菜園の醍醐味です。