自然の恵み いただきます! 家庭菜園と山菜採りと・・・

家庭菜園と山菜採りを中心に、自分で収穫した食材を調理して食べるところまでの記録です。野菜の育て方、収穫方法、山菜のある場所、採り方、下処理の方法など、自らの経験をもとに情報提供させていただいております。

【幻の山菜】自宅で栽培した行者ニンニクを贅沢に天ぷらで食べる

幻の山菜・行者ニンニク

3月中旬を過ぎると、行者ニンニクの芽が出始めます。

土から芽が出たばかりの行者ニンニクの若葉

芽が出始めたころの行者ニンニク

これ、山奥の大自然の中ではなく、我が家の家庭菜園です。

葉も伸び花芽も出始めた行者ニンニク

花芽の出た行者ニンニク

5月上旬にもなるとこのように葉が伸びて、食べ頃を通り過ぎて、花芽が出てきてしまいました。

行者ニンニクは希少な山菜ですが、北海道では「アイヌネギ」と呼ばれ、普通のニンニク以上に香りが強く、葉っぱをちぎると、しばらく手にニンニク臭が残るほどです。

普通のニンニクは主にニンニク玉を食べますが、行者ニンニクはニンニク玉はできないので、根元から葉っぱまで全体を食べます。

北海道のような寒冷地、本州では標高の高いところに自生している山菜ですが、4年ほど前、群馬県沢渡温泉にある無人販売所で売られていた苗を買ってきて、上の写真のように鉢に植え替えて育てています。

行者ニンニクを家庭菜園で育てる際の注意点

行者ニンニクは成長が非常に遅く、葉っぱが2枚になるまでに3~4年かかるほどです。

買った時の苗も葉っぱが2枚で、3~4年は経っていたのだと思います。

最初は3株だったのですが、4年も経つと少し増えてきて、今では直径30cm、高さ40cmの植木鉢に植え替えて育てています。

株が詰まって増えてくる都度、鉢も大きくしています。

鉢栽培での管理方法

栽培と言っても、一度鉢に植えたらずっとそのままです。

ただ日が当たりすぎるのも良くないので、午前中は日当たりが良く、午後はあまり日が当たらない場所に置いています。

土は市販の土(野菜の土)を使って、水はけは良い状態になっています。

春先に芽が出たら、土が乾かないように水くれ、月に2回くらいの化成肥料まきくらいです。

夏になると葉っぱが枯れてしまいますが、一応水くれだけは秋まで続けています。

冬になると次の春まで何もしません。

自然の状態と一緒です。

行者ニンニクはなかなか増えないのですが、それでも今の鉢が窮屈になったら、もう少し大きな鉢に変えるつもりでいます。

でも我が家では結局毎年食べてしまうので、尚更増えにくい状況です。

行者ニンニクの収穫

元気に生えている間はいつでも食べることができますが、春先の若芽が一番美味しいと言われています。

とくかく成長が遅いので、やたらとチョキチョキと収穫するわけにはいきません。

しっかりと収穫すべき葉っぱを選別してからです。

それぞれの株の葉っぱの数を見ていきます。

今回収穫するのは2枚葉もしくは3枚葉の株です。

葉っぱが2枚もしくは3枚のものだけ収穫する

葉っぱが1枚のものは収穫しない

1枚葉はまだ若いので収穫しません。

2枚葉も若いので本来なら残すのですが、今年は1枚葉が結構あって、来年に残せそうだったので収穫してみました。

3枚葉は花芽が出ているのが多く、通常は種を付けるまで花芽を放っておくと株が弱るらしいので、花芽だけ収穫していましたが、今年は種を採ってみようと思っていますので、花芽の付いているものはそのまま残して、花芽の付いていない3枚葉を収穫しました。

このように収穫するものを選別していくと、来年分として結構数を残すことが出来そうだったので、葉の部分だけの収穫ではなく、思い切って根元深く球根部分からの収穫を何本かやってみました。

今年は太っ腹です。

もちろん来年はその分生えてこないことを覚悟の上で。

結果、1パック分10株ほど収穫しました。

10株ほど収穫してトレーに載せた行者ニンニク

10株ほど収穫

4年間育ててきて、このように収穫したのは初めてです。

今までは、葉っぱを少しだけ採って醤油漬けにしてみたり、花芽をおひたしにして食べてみたりしたくらいでした。

どうしても元々希少な山菜だけあって、「もったいない」感が先立って、チョッとづつしか収穫しなかったので、まともな調理もしたことがありませんでした。

今回このようにしっかりと収穫したことで、調理もしっかりとしてみようと思います。

食べ方は・・・贅沢に天ぷら 

ということで天ぷらにしてみます。

サクッと仕上げたいので、衣がベチャベチャにならないように、水の代わりに炭酸水を使います。

先にボールに炭酸水を入れてから、それと同じ量のてんぷら粉を入れます。

温度が上がらないように氷も2~3個入れておきます。

菜箸でなぞるように軽く混ぜて、衣を馴染ませます。

あまりかき混ぜすぎると衣がベチャッとなってしまうので、かき混ぜないことを意識しながら、軽くなぞります。

多少ダマが出来ているくらいは気にしないで、衣が少し滑らかになったら、行者ニンニクを投入します。

まんべんなく衣が行者ニンニクに付いたら、180度に熱した油で揚げます。

ウチの天ぷら鍋の場合、4個同時に揚げることができるのですが、2個目を投入すると油の温度が130度くらいまで急激に下がってしまうので、180度になるまで待ってから3個目を投入しています。

とにかく油の温度は重要で、低すぎるとベチャッとなってしまい、修正が効きません。

せいぜいもう一度衣を付け直して揚げ直すくらいしか対処方法がありません。

私の場合、センサー温度計をポケットに持っていて、常に出して測ってはポケットにしまっては、を繰り返しています。

温度が上がりすぎ(200度越え)の場合は焦げてしまいますし、下がりすぎ(130度以下)の場合はベチャッとなってしまいますので、こまめに測って、コンロのつまみを弱くしたり強くしたり調節をしながらやっています。

揚げる時間は、葉物類ですので短くてOKです。

1分、2分程度です。

衣がきつね色になる少し手前ぐらいで揚がったと判断しています。

行者ニンニクの天ぷら

行者ニンニクの天ぷら

たまにしかしない親父の素人料理ですが、これでも上達はしてきた方です。

まだまだ課題はありますが、べチャッとすることはなくなりました。

炭酸水のおかげで。

1パック10株程度でしたが、揚げてみると結構なボリュームです。

オードブル用のトレー一杯になりました。

豪快です。

サクッと強烈! 行者ニンニクの味

サクッ!

いい感じに仕上がりました。

サクサクした食感が出ています。

さすが行者ニンニクだけあって、ニンニクの強い味が出てきます。

塩を振るのも良し、醤油に漬けるのも良し、私の場合はいつも「めんつゆ」を天つゆとして使っています。

今回収穫した行者ニンニクは、葉っぱ、茎、根元、球根、花芽といくつかの部分がありますが、どこもみな同じようなニンニクの味がします。

山菜採りではまだお目にかかったことはありませんので、天然物はどのように違うのかはわかりませんが、家庭菜園での行者ニンニクでも独特な味覚として充分味わうことができました。

今回半分くらい収穫してしまったので、次回天ぷらにできるのは2~3年先でしょうか?

種からの栽培も始めてみる予定です。 

気長に待ってみます。