ほぼ自生状態のゴーヤ
毎年のことなのですが、我が家ではグリーンカーテンとご飯のおかず、つまみとしてゴーヤを育てています。
収穫しきれないほど実るので、そのまま地面に落ちて種が残って、翌年芽が出てきて、それをまた育てる といったことを繰り返しています。
連作はあまり良くないといわれていますが、それでも同じ場所でもう7年は続いています。
今年もひょっこり芽を出しました
5月の下旬、これが今年最初に出てきたゴーヤとおぼしき芽です。
というかもう苗になりつつありますが。
今年初めて出てきた芽で、もともとゴーヤを育てていた場所の近くから出てきていたので、何の疑いもなく、しばらくそのまま育てていました。
苗らしくしっかりしてきたところで、グリーンカーテンの場所に植え替えを行いました。
その後、あちこちから本物のゴーヤが芽を出し始め、程よく育ってきた都度、定位置に植え替えを繰り返してきました。
上の写真のように、ゴーヤの植え替えを進めているときも全く同じものだと思っていました。真ん中が問題の苗です。
あれっ?何か違うぞ!
ところが、植え替えてから2か月後、梅雨明けと同時にぐんぐん成長を始め、今の状態がこれです。
葉っぱの形が明らかに違います。
これ、ゴーヤじゃないぞ。
そして極めつけは、
これ、きゅうりだ!
今更ながら、どう見てもきゅうりです。
前の写真を見ても、確かにゴーヤとは違い茎の太さや、葉っぱの産毛や、違うところがたくさんあったはずなのに、何故か気が付きませんでした。
去年きゅうりを作ったのですが、収穫する時期を逃して、熟れすぎたものを捨てた覚えがあります。
その場所から生えてきたものだったのではないかと。
でもこのきゅうりくん、この夏ゴーヤだと思って育てた苗たちの中で常に先頭を切って、育ってきてくれた苗でした。
真っ先に大きな葉っぱを付けはじめ、
真っ先にツルを出して、
真っ先に花を咲かせて、
「順調、順調」なんて見守りながら、こいつが一番育ちがいいな。
他のはいまひとつだな~。
なんて、誇りに思っていた苗が、実は「きゅうり」でした。
すべての育ち具合が一番先だったので、ゴーヤとはこういうものか と思い込んでしまっていました。
毎年育てているはずなのに、思い込みってほんとに怖いですね。
とはいえ、別にきゅうりだからといってガッカリしているわけでもなく、大事に育てていくことに変わりありません。
ゴーヤの中にきゅうりが混ざってできるのも面白いかと、これからどんなふうに育つのかがとても楽しみです。